蓄電装置を作ってプロペラを回そう!~旭化成株式会社 出前授業~
6月9日、6月10日、7月11日に3年生「科学と人間生活」と2年生理系「化学」の授業で、旭化成株式会社守山製造所製造統括本部の方々による出前授業を行いました。

「電池」をテーマとして、電気の歴史、リチウムイオン電池の特徴、蓄電装置について学びました。その後、蓄電装置を作成し電気を貯めることができるかの実験を行いました。
活性炭に洗濯のりを混ぜアルミホイルを巻いた型紙に塗ったものを電極にし、電解液として食塩水を用い、セパレーターにキッチンペーパーを使用しました。多くの班が自作の蓄電装置で充電し、放電することでプロペラを回転させることに成功しました。身近な道具で蓄電装置を作成することができ、生徒たちは感激していました。
また、リチウムイオン二次電池などの蓄電池ではセパレーターとして同社製品のハイポアを使用しているとお聴きし、実際に触らせていただきました。ビニール袋のようなペラペラのものが、セパレーターの役割をしていることを知り、生徒からは驚きの声が上がりました。
地元企業が製造している製品を題材とすることで、生徒自身が身近に感じることができ、科学に関する知識の向上および生徒の探究する能力と主体的に取り組む力を身につけることが期待されます。
最後に、同社に就職し今年度より働いている本校の卒業生よりメッセージをいただきました。いろんなことに挑戦することの大切さについて話していただき、これから進学する生徒、就職する生徒も心に刻み込んだことと思います。出前授業をしてくださり、ありがとうございました。





