アグリカフェ 果物の“香り”と“おいしさ”~鼻で味わう食べ物を~
11月20日(水)3限に3年生理系化学の授業で、龍谷大学農学部農学科のWendakoon S.K.(ウェンダコーン S.K)先生に来ていただき、特別授業を行いました。 「果物の“香り”と“おいしさ”~鼻で味わう食べ物を~」をテーマにし、香りだけで9種類の三角フラスコの中に入っているものを当てる課題に取り組みました。各生徒で、正反対の意見だったり、食べ物以外の意見が出たりと、実験中、生徒は目を輝かせていました。答えを知り、意外な香りの組み合わせだったり、香料の効力の強さを知ったりと驚きの声が上がりました。
以下は生徒の感想です。
・今回の実験で匂いは自分が思っているものと違うことが分りました。
・普通に匂いがあることは当たり前だと思っていたが、匂いが非常に重要であることが分かりました。
・においは時間が経つと変わりやすいことを知りました。
・青葉アルデヒドは青臭い匂いがして、エステルは甘い匂いがすると知れました。また、実際に果実を匂った時とその果実の香料を匂った時で微妙に香りが違うことに驚きました。
・ヒトは五感の中で嗅覚が最も疎く、意識的に使うことが少ないと考えていましたが、嗅覚は味覚と深く関係していることを知り驚きました。
・鼻にあるセンサーで脳までこの匂いという情報をおくりそれで判断していることが分かった。
最後にウェンダコーン先生から、香りと味の関係性を教えていただきました。また、最先端の研究などを紹介していただきました。 今回の「食」や「農」に関する内容を実体験をとおして、研究や学びへの意欲が高まり,生徒が自身で考えるきっかけづくりとなることが期待されます。



