「みんなの行きたいところはどこですか?やりたいことは何ですか?」パラ陸上アスリート福永凌太さん講演会

 12月18日(水)にパラ陸上のアスリート福永凌太さんによる講演会を行いました。

 福永さんは滋賀県内の高校を卒業後、大学へ進み、パラ陸上を始められました。その後、国内外の陸上競技の大会で数々の好成績を残し、2024年パリパラリンピックでは陸上男子400メートルの視覚障害のクラスでは銀メダルを獲得されました。

 福永さんは、陸上競技を始められたきっかけや高校生の頃のお話し、「パラ陸上に人生を懸ける、世界一になる」と決断して「ゴールを設定して努力してきたこと」などを語られました。「モチベーションをどうしたら上げられるのか」「食事面で気にしていること」など、生徒からの質問に丁寧に答えていただきました。

 お話しの中で「迷うということは、やりたいということ」「自分の可能性をつぶさず、やりたいことをやってほしい」というエールを頂きました。

「みんなの行きたいところはどこですか? やりたいことは何ですか?」という問いかけは、ひとり一人の生徒に響いたのではないでしょうか。


【生徒の感想より】

・自分がなりたいものを決めて、周りの人に「世界一になるから」と言える自信を持っていることが、一番印象に残った。私は何をする時も失敗するリスクを恐れて「無理かも」と思うタイプの人だから、福永選手のように自分を認めて夢に突き進むことができる人は本当にすごいと思った。

・進路を悩んで決めたけど、今も本当にこれでよかったのかと思うことがありました。今回のお話しを聞いて、「やらないままで、後からやっておけばよかったと思うより、1回やってみることが大事だ」と考えることができました。

・お話しを聞いて、自分は自身で迷って壁を作ってしまっていることを再認識しました。福永さんのお話しは共感できるところが多く、自分を信じて良いのだと思うことができました。ありがとうございました。

・世界で活躍しているメダリストということもあって、言葉にすごく重みがあって、自分にささる言葉がたくさんありました。小さい夢でも、夢を持って叶えられるような人に私もなりたいと思いました。

・高校生活での後悔は、もっと人と話せていれば良かったと聞き、私自身は人見知りで福永選手と似ているなと思う部分があったので、勇気を出して自分から人に話しかけに行ってみようという気持ちになれました。

・今回の講演で、挑戦することへの勇気をたくさんもらえました。