「このヤバい世界を進むための武器(視野)を持とう!」~京都芸術大学 吉田大作先生講演会~

7月3日(水)、1年生の「もりきた学Ⅰ」(総合的な探究の時間)では、京都芸術大学の吉田大作先生(クロステックデザインコース准教授)をお招きしてお話しを聞きました。

「このヤバい世界を進むための武器を持とう!」…かなり刺激的なタイトルには、理由がありました。少子化と人口減少、数値が物語る現実社会、経済状況の変化やAIの台頭、自分たちが大人になった時に何が起こるのか。わたしたちはそこに関わっていかねばなりません。その時に必要なことは、「好奇心と行動力」。思い込みで判断せず、自分自身が集めた情報を大切して、どこの、誰の、何を解決するのか。そしてわたしたちは今から、何をする必要があるのでしょうか。

「Connecting Dots」…今、しっかりと点をいくつも打っていくと、それが突然つながることがあります。日々の学校生活、学習や部活動、探究活動やプライベート…興味関心、そのひとつひとつに意味がある、尊いものです。

1年生の今だから、これからにつながります。話しに聞き入るひとり一人の表情が、たいへん印象的でした。

生徒の感想

・今の世の中で、AIにはない人間特有の「好奇心」と「行動力」が大切だと思う。この2つをしっかりと身に付けていきたい。

・今まで、少子高齢化など自分には関係ないと他人事で考えていたけれど、本当に日本が大変なことになると知って驚きました。自分の将来についてどうするか、将来のために何ができるのかをしっかり考えたいです。

・情報量は人間よりも圧倒的にAIがたくさん持っていて、そこで人間が勝負しても意味がないので、AIにはなく人間でしかできないことをしたり、人間とAIの関係が大切なことに気づきました。

・僕たちは常識だと思っている物事も、偏見かもしれない、もう一度見つめなおさないといけない。そのことを「探究」ということを知りました。

・私は自分のやりたいことがなかなか言えず、周りに合わせてしまうことが多いです。だけど、お話しを聞いて、やりやいことをやりたいと言わないと損をすると思いました。これからは、しっかり自分の意見を言いたいです。

・探究とは、好奇心などで自分が調べたり実行したりすること。一次情報、二次情報、基礎情報のバランスが大切。自分の体験や実験、行動で得た一次情報の解像度が大事だと思いました。

・今、日本がどれだけヤバいかを説明してくださって、自分の将来についても深く考えられた。とても学びになった。事の重大さに人々が気づくのはどれだけの時間がかかるのかと思った。