ハッピーアート×福祉施設×大学×美術館…芸術Ⅱ(美術Ⅱ)2年生の連携授業
「みんなにとってハッピーなアート」とは…2年生の美術の授業では、多様な美術の在り方やアートと人との関り方を考えるために、校外との様々な連携を用いたプログラムを行なっています。

その集大成として、本校のご近所にある福祉施設「ゆいの里」で、生徒が制作した作品「ハッピーアート」を施設の利用者さんと一緒に話しあって鑑賞する会を開きました。
この活動は、1学期には京都芸術大学の由井武人先生から「ホスピタルアート」(病院をアートで飾る活動)について講義を受け、2学期には滋賀県と美術、アール・ブリュットとの関わりや現代の美術について滋賀県立美術館の学芸員山田創さんから、さらには福祉とアート、やまなみ工房の活動について、やまなみ工房施設長の山下完治さんからお話しを聞きました。



そして、自分達で何ができるのかを考えるために、「ゆいの里」を見学し施設の方とお話しました。


どんなアート作品があれば施設や利用者さんが「ハッピー」=楽しいだろうか…4人程度の班で作品のテーマや内容を話しあい、11月に作品の制作を始めました。




その作品が計9点完成しましたので、作品のお披露目と利用者さんとの交流を行いました。最初のうちは、それぞれの絵を見てもらって感想を聞く生徒達もすこし緊張していたようですが、おじいさんやおばあさん、利用者や施設の方から自分達が予想していなかったことやお褒めの言葉など、たくさんのあたたかな声をかけていただき、だんだんと話し声もにぎやかになり、穏やかで楽しい時間となっていきました。











人と人の間にアートがあることで生まれること、そのアートをどのように作ったり使ったりするのか…生徒には初めての体験、本校にとっても初めてのプログラムでしたが、学校の美術をすこし展開させて、今後にもつながる貴重な機会となりました。
この9点の作品はしばらくの間、ゆいの里に展示させていただいています。
ご協力くださいました皆さま、ありがとうございました。
【作品鑑賞会の生徒の感想】
・絵を見てもらった時に、とても喜んでもらえたので、良かったなと思いました。また、「あたたかい気持ちになった」を言ってもらうことができたので、とてもうれしかった。
・どんな絵だったら元気になるようなものになるのかが最初は分からなかったけれど、動物やお花をメインにすることで明るい雰囲気になったのでよかった。
・思ったよりも喜んでもらえて、高い評価もつけてもらえたので、色々と工夫して制作してよかったと思った。
・作品を作る対象(場所や人)に対して、どんな作品を作ることで対象にどんな影響を与えるかを考えながら作ることで、その気持ちは相手に伝わるということを考えた。ものを 作るときに考えることは、対象にどうなってほしいかが一番大切だと思った。
・皆さんの質問やご指摘が意外にもするどくてびっくりした。
・ゆいの里の人たちはだいぶ不思議がっていたが、説明も含めて伝えることで、すごいなとほめていただけた。
・作った作品を通じて、色々な人たちと関わる機会になると気づいた。自分が作って終わりじゃなくて、作品を見た人との関わりなども大切だと思った。
・絵を通して、心が軽くなったり、ポジティブになることができるなど、絵の力は無限大であることを、今回の活動で気づくことができた。

